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カテゴリー別アーカイブ: 日記

第35回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

 

“完成直後は一番キレイ”。 その錯覚がトラブルの入り口です。塗装は見た目と機能の二層構造。見た目OKでも、膜厚・層間密着・露点管理が崩れていれば短期劣化に直結します。ここでは症状→原因→検査→是正の順に、現場で使える“カルテ形式”でまとめます。🗂️

 

1. 症状別カルテ(外壁) 🧩
ピンホール(微小孔):表面に針穴多数/雨筋で黒点化。原因=攪拌・ローラー泡/希釈過多/高温急乾燥。検査=近接斜光、拡大鏡。是正=薄付多層+消泡/希釈率見直し、重度は研磨→再塗。
白化(ブラッシング):白っぽい曇り/艶引け。原因=露点差<3℃/湿度>85%/早朝露・夜露/過希釈。検査=温湿度記録・露点算定。是正=乾燥→研磨→再塗、工程は午前遅め開始に変更。
艶ムラ:斑状の光沢差。原因=吸い込み差/ロット混在/膜厚バラつき。検査=同照度の観察、WFT/DFT測定。是正=下塗厚付け/ロット統一/希釈見直し。
色ムラ・色違い:継ぎ目で色差。原因=ロット跨ぎ/塗り継ぎタイミング。是正=ラインで切る/同ロットで面完結。
クラック追従不良:ヘアクラック再現。原因=微弾性不足/下地含水。是正=Vカット→樹脂モルタル→微弾性。

 

2. 症状別カルテ(屋根・金属) 🧱⚙️
早期剥離(屋根):面でパリッと剥がれる。原因=スレート含水/下塗不足。検査=含水計・断面観察。是正=乾燥日延/下塗2回。
ブリスター(膨れ):泡状の膨れ。原因=塩分・含水・滞水。是正=穿孔→乾燥→再塗/排水改善。
糸錆・斑点錆(金属):塗膜下で線状進行。原因=脱脂不足/端部膜厚不足。是正=素地露出→エポキシ防錆→厚付。

3. 受入検査の“見える化” 📸📏
視覚:斜光・逆光で面を読む。5m/2m/50cmの3距離で観察。
触覚:手袋でざらつき/波打ちを検知(肌荒れ)。
数値:WFT/DFT、温湿度・露点差、缶数(実消費)を日報で回収。
実験:クロスカット(付着)、テープ試験(粘着残り確認)。

 

4. よくある“施工あるある”と回避 🧯
希釈でレベリング狙い→膜厚不足:指定範囲内+多工程へ。
連日の断続雨→白化:露点差を毎朝算定、インターバル延長。
写真少なすぎ:前/中/後+端部工程の必須ショット表を事前共有。

 

5. 是正フロー(合意→実施→再検査) 🔁
不適合票(症状・範囲・原因仮説・是正案)
試験施工(1㎡)で妥当性を確認
是正実施(養生・安全対策)
再検査(同条件)→完了報へ添付

 

6. 施主・管理者のチェックリスト ✅
次回(第36回)は長持ちのメンテ戦略。半年・年次・5年の点検ルーチン、清掃と薬剤の使い分け、タッチアップで寿命を伸ばす実務を紹介します。📆🧼

 

 

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第34回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

 

美しい仕上がり=安全な足場の副産物。 作業半径・昇降動線・荷重・風・落下物・近隣動線——足場計画で塗りやすさと養生の質が決まります。ここでは種類別の使い分けから風対策/落下防止/法令・近隣対応まで完全整理。

 

1. 足場の種類と使い分け
くさび式(ビケ):戸建て標準。組立速度と剛性のバランスが良い。
枠組足場:高さ・面積が大きい案件向け。安定剛性。
単管ブラケット:狭小部や段差対応。
吊り足場:下から組めない場所(庇下・中庭など)。アンカーと荷重計算が肝。

 

2. 計画の要点(品質に直結)
作業半径:ローラー1ストローク+αを確保。近すぎはムラ、遠すぎは危険。
階高・布板:塗り面高さに合わせ段差を最小化。踊り場で姿勢を安定させる。
メッシュシート:風抜けと飛散防止のバランス。強風時は畳む判断を設計に。
養生スペース:材料・機材置場を確保し、通行動線を分離。

 

3. 荷重・安定・アンカー ⚖️
荷重区分に応じて布板のたわみと支柱ピッチを設計。
アンカー:躯体健全部へ。**雨仕舞(穴補修)**の手順を先に決める。
沈下・不同沈下:地盤を確認し、ジャッキベースで調整。

 

4. 風・落下・飛散対策 ️️
風速基準で作業中止。台風・突風予報時はシートを畳む/固定強化。
落下防止:養生ネット、工具落下防止(ランヤード)、開口部塞ぎ。
飛散:吹付塗装や溶剤日は近隣車・植栽養生を強化。

 

5. 昇降・動線・避難経路 ‍♂️⬆️
階段ユニットで上下動線を分離。材料搬入と作業者の交錯を避ける。
避難経路と非常時連絡網(現場・監督・施主)を見える化。

 

6. 個人保護具(PPE)と点検
フルハーネス+親綱、ヘルメット・手袋・保護メガネ。消火器・感電対策も配置。
毎日点検:緊結・沈下・ガタをチェック。タグ管理で使用可否を明示。

 

7. 近隣配慮・法令・道路占用 ️
足場設置/解体日の騒音・車両案内。学校・保育園時間帯を避ける配慮。
公道側は道路使用/占用の要否を確認。誘導員を配置。

 

8. 品質に効く“足場のひと工夫” ✨
出隅・入隅に補助板で“振り”を安定。
屋根先は先行手すりで安心感UP→ストライプ塗りが丁寧にできる。
窓上は短尺ステージで見切り線を美しく。

 

9. 解体時の注意
塗膜への当てキズ防止。養生撤去の順番を設計。
アンカー穴は止水・補修・塗装まで一気通貫で仕上げる。

 

次回(第35回)は施工不良の見抜き方。ピンホール・艶ムラ・早期剥離を症状→原因→是正で“現場カルテ”化します。

 

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第33回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

 

品質は“偶然”では生まれない。 現場のバラつきを基準化→記録→検査→是正のループで抑え、再現性をつくるのが施工管理。特別なことは不要。数値と写真、そして段取りですべてが変わります。

 

1. 管理のフレームワーク
QCDSE:Quality/Cost/Delivery/Safety/Environment を日報と週次で見える化。
基準書:気象条件・膜厚・乾燥時間・缶数を数値で定義。個人の勘にしない。
検査計画:受入→中間→完了の3段階でホールドポイントを設定。

 

2. 気象・露点・時間管理 ️
露点差≥3℃/湿度≤85%/風速・日射を記録。朝露・夕露の戻り結露に注意。
降雨予報から層間インターバルを逆算。途中で止められる位置で切る。

 

3. 膜厚・缶数・材料管理
WFT/DFTスポット測定で規定膜厚を担保。
空缶管理:理論塗布量×面積と実消費を突合。
ロット管理:上塗は同ロットで面を完結。ロット跨ぎはラインで切る。

 

4. 写真台帳と報告書 ️
前/中/後の同位置・同条件。端部ストライプや縁切りなど見えにくい工程を重点撮影。
日報に温湿度・風速・WFT・缶数を数値で記載。週次レポートを施主と共有。

 

 

5. 検査の道具と方法
膜厚計(磁気・渦電流)、WFTゲージ、温湿度・露点計、付着試験(クロスカット/プルオフ)。
色差や艶は同条件照明でチェック。曇天と晴天での差も確認。

 

6. 工程段取り(標準)
着工前ミーティング:動線・安全・気象判断・近隣配慮を共有。
洗浄→乾燥:乾燥時間の確保を最優先。
下地補修→シール:打替え優先。硬化後に塗装へ。
下塗→中塗→上塗:インターバルと膜厚を守る。
付帯・屋根:端部ストライプと縁切り。
検査→是正→引渡:写真・数値を添付して透明性を確保。

 

7. 変更・追加・不適合の扱い
変更/追加:事前合意→見積追補→記録。口約束にしない。
不適合(NCR):原因特定→是正→再検査→横展開(再発防止)。

 

8. 近隣対応・コミュニケーション ️
洗浄日/臭気日/足場設置・解体を事前通知。車・植栽養生。
窓開放NG日や洗濯NGをピクト付きで伝えると理解が早い。

 

9. 安全・環境(EHS)♻️
フルハーネス/親綱、保護メガネ・手袋。風速で作業中止の基準を設定。
空缶回収・洗浄排水の手順。火気・静電気の管理。

 

10. まとめチェック ✅
次回(第34回)は足場と安全。動線設計・荷重・風対策・近隣配慮まで、“良い仕上がり”は良い足場から生まれます。

 

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第32回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

 

シールは“埋める作業”ではなく“ジョイント設計”。 目地の“動き量”と“接着面の選定(2面接着)”、断面比、プライマー適合、硬化管理が寿命を左右します。ここを外すと、どんな高耐候塗装も端部から破綻します。

 

1. ジョイントの基本思想
2面接着が鉄則:背面はボンドブレーカーやバックアップ材(丸棒)で非接着にし、左右の2面だけに接着。→ 伸縮追従/三面拘束破断の回避。
断面設計(幅:深さ):一般に1:1/2〜2/3。深すぎは硬化不良・表面しわ/浅すぎは破断。
ムーブメント(設計変位):サイディング目地は±10〜25%程度を想定。可とう性の高い材料を選ぶ。

 

 

2. 材料選定のロジック
変成シリコン(MS):塗装可/汚染少/屋外万能。戸建て外装の標準解。
ポリウレタン(PU):弾性◎だが黄変/汚染に注意。塗装前提で使う。
シリコーン:耐候◎だが塗装不可が多い。ガラス・金属・浴室など専用用途。
2成分型:均一性能・厚塗り向き。可使時間管理が肝。
ノンブリード:上塗り塗装の可塑剤移行によるベタつき/汚染を防ぐ必須仕様。

 

 

3. 下地とプライマー適合
サイディング:粉化(チョーキング)除去→専用プライマー→既定時間内に充填。
金属:脱脂→研磨→金属用プライマー。メッキ(ガルバ)はメッキ対応が必須。
塗膜上:付着試験で可否判断。剥離しやすい旧塗膜は撤去が無難。

 

 

4. 施工手順(打替えの標準)
既存撤去:カッターで左右壁面を傷めず切り離し、底まで除去。
清掃・脱脂:ダスト/油分を完全排除。エアブロー+ウエス。
バックアップ材/ボンドブレーカー挿入:深さ制御と非接着を作る。
プライマー塗布:規定量・乾燥時間を厳守。放置しすぎ=再汚染。
充填:連続吐出で気泡レス。充填量>最終断面を意識。
ヘラ押さえ:両面に圧をかける。表層だけ撫でるのは×。
養生撤去:糸引きに注意し、角を立てて引く。
硬化・養生:表面硬化後の塗装。可塑剤移行時間も考慮。

 

 

5. 増し打ち適用の見極め
可:深さ十分/背面非接着が担保でき、旧材に油染み・脆弱がない。→ プライマー併用で上から増し打ち。
不可:痩せ・割れ・剥離が進行/背面接着の疑い/目地周りの割れがある。→ 打替え一択。

 

 

6. 気象・硬化管理 ️
露点差≥3℃/湿度≤85%。低温高湿は表面しわ・白化の原因。
降雨予報:初期硬化までに濡らさない工程設計。日照・風で可使時間が変わる。

 

 

7. 取り合い部のコツ(サッシ・笠木・入隅)
サッシ回り:レールの水抜き孔を塞がない。二面接着を守る。
笠木重ね代:一次止水(板金)を整え、シールは二次として扱う。
入隅/出隅:R仕上げで応力集中を避ける。

 

 

8. 典型不良と対策
3面接着→破断:背面処理ミス。ボンドブレーカーで是正。
気泡・ブロー:充填速度・ノズル角度見直し。やや過充填→押さえで抜く。
早期汚染:ブリード。ノンブリード材へ変更+表面洗浄。

 

 

9. 検査・記録
断面写真(幅・深さ)、プライマー缶、使用ロット、温湿度、養生時間。
打替え数量はmと箇所で記録し、見積と突合。

 

 

次回(第33回)は施工管理の基礎。露点・乾燥・膜厚・写真台帳・検査表——“見える化”で品質を守る仕組みを作ります。⏱️

 

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第31回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

未来は明るい✨

 

塗装業は、昔ながらの職人仕事と思われがちですが、実は“これから”に強い業界です
住宅の長寿命化、省エネ、環境配慮、災害対策、維持管理の需要。
社会の流れとともに、塗装が担う役割は広がっています✨

1)「長く住む時代」に塗装が必要になる

新築を建てて終わり、ではなく、
建物を長く使い続けるために定期メンテナンスを行う時代になっています。
人口や空き家問題、資材価格、人件費の上昇などを考えると、「建て替えるより守る」選択が増えやすいのが現実です。

その中心にあるのが塗装です️
外壁・屋根の保護は、建物の劣化を遅らせ、結果的に修繕コストを抑えます。
つまり塗装業は、“住まいの延命医療”みたいな存在なんです✨

2)遮熱・断熱塗料で省エネに貢献❄️

近年注目されているのが、遮熱塗料や高機能塗料です。
屋根の温度上昇を抑え、室内環境を改善し、冷房負荷を下げる。
工場や倉庫、店舗などでは、光熱費削減の観点でも塗装が重要になってきています

単に色を塗るだけでなく、暮らしや経営のコスト改善に寄与できるのは、塗装業の大きな魅力です✨

3)災害・劣化に強い街づくりへ️

台風、大雨、猛暑、寒暖差。気候が厳しくなるほど、建物の劣化も早まります。
塗膜の防水性・耐候性の差は、数年後に大きな差として現れます。

塗装業は、災害の被害をゼロにすることは難しくても、
「被害を小さくする」「復旧を早くする」ための備えとして機能します️
雨漏りの芽を潰す、鉄部のサビを止める、劣化部を早期補修する。
地域の建物を守る“防災の一部”として、塗装の価値はこれからもっと高まります✨

4)信頼される塗装会社は、地域のインフラになる️

地域密着の塗装業者は、単なる工事業者ではなく、
「困ったときに相談できる存在」になります。
雨漏りの兆候、外壁のひび、鉄骨のサビ、ベランダ防水の劣化。
こうした“早めの気づき”をサポートできる会社は、地域にとっての安心です

さらに、丁寧な説明・適正な提案・誠実な工事ができる会社ほど、紹介が増え、長期的な信頼を得ます。
塗装業は、技術で勝ち、信用で続く商売です✨

塗装業は、これからの社会課題(省エネ・長寿命化・防災・維持管理)に直結する仕事。
だから未来がある。だから誇れる。
“街を守る仕事”として、塗装業の魅力はますます輝いていきます✨

 

 

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第30回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

「手に職」だけじゃない💼🔥

 

塗装業の魅力は、完成した建物だけではありません。
働く人にとっての魅力も、とても大きい仕事です😊✨
未経験からでも挑戦しやすく、努力が技術として積み上がり、将来の選択肢が広がる。塗装業は“人生設計”に強い仕事でもあります💪

1)未経験からでも成長が実感しやすい🌱🧤

塗装は、最初は簡単に見えて、実際にやると難しい世界です。
養生の丁寧さ、道具の扱い、塗りムラの出ない動き、塗料の含ませ方、角の取り方。
最初はうまくいかなくても、練習すれば必ず良くなります😊

そして成長が“目に見える”のが塗装の良いところ。
昨日より今日、今日より来週。
「自分の仕上げがキレイになってる」「段取りが早くなった」
この手応えが、仕事の楽しさを作ります🔥✨

2)資格や専門性で評価される📚✅

塗装業は経験だけでなく、資格や知識も武器になります。
塗装技能士、施工管理、足場、特化塗料の知識、防水やシーリングの技術。
学べば学ぶほど、現場での判断力が増し、信頼も上がります📈✨

「ただの作業員」ではなく、
“任せられる職人”
“説明できる職人”
“提案できる職人”
になれる。これが塗装業の強みです🤝

3)チームで仕上げる達成感👷‍♂️👷‍♀️✨

塗装工事は、一人で完結しません。
足場、洗浄、補修、養生、塗装、清掃、点検。
それぞれの工程が連携し、最後に一つの作品として完成します🏠🎨

段取りが良い現場は、空気も良い。
声掛けができる現場は、事故も減る。
互いの仕事を尊重しながら進む現場には、職人らしい誇りがあります💪✨
「このチームで良かった」と思える瞬間が、塗装業にはたくさんあります😊

4)独立・会社経営にも繋がる🚀💼

塗装業は、技術を身につけると独立の道も見えてきます。
もちろん簡単ではありません。
技術だけでなく、見積もり、材料管理、工程管理、顧客対応、集客、協力業者との関係づくり…経営力も必要です📊

でも逆に言えば、努力と経験で“自分の看板”を持てる世界です。
地域で信頼を積み上げるほど、紹介が増え、仕事が繋がります🤝✨
「職人としての誇り」と「経営者としての未来」を両方描ける—塗装業は可能性が広い仕事です🔥

塗装業は、手に職で終わらない。
成長が見えて、チームで誇れて、未来の選択肢が増える。
だからこそ、“仕事としての魅力”が強いんです😊🧤✨

 

 

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第29回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

「職人技×科学」

 

塗装の世界は奥が深いです。
ハケやローラーで塗る姿だけが注目されがちですが、実は勝負どころは「塗る前」と「塗った後の管理」にあります✨
塗装業の魅力は、職人の経験と感覚に加えて、塗料・素材・気候・工程管理といった“科学的な知識”が強く求められる点にあります

1)下地処理がすべてを決める

「塗装は下地が9割」と言われるほど、下地処理は重要です。
高圧洗浄で汚れ・カビ・藻を落とす、ケレンでサビや旧塗膜を除去する、ひび割れを補修する、シーリングを打ち替える。
この工程が甘いと、どんなに高級な塗料を使っても、密着不良で剥がれやすくなります

逆に、下地処理が丁寧だと、塗膜はしっかり食いつき、耐久性が大きく伸びます。
お客様には見えにくい部分ですが、プロの塗装業者ほど「見えない工程」を誇りにしています✨

2)塗料選定は“診断”から始まる

塗装は「色を選ぶ」だけではありません。
外壁材の種類(モルタル、サイディング、ALC等)、屋根材(スレート、金属等)、立地(海沿い、交通量の多い道沿い、山間部)によって、劣化の仕方が違います

そこで必要になるのが、

  • 耐候性(紫外線に強いか)

  • 防水性(雨水を防げるか)️

  • 透湿性(内部の湿気を逃がせるか)️

  • 防カビ・防藻性(汚れにくいか)

  • 遮熱・断熱(室内環境に寄与できるか)❄️
    といった性能の見極めです。

塗装業は、建物を診断し、環境と予算と希望に合わせて“処方箋”を組み立てる仕事でもあります✨

3)道具と技術で「塗膜」を設計する️

同じ塗料でも、塗り方次第で仕上がりが変わります。
ハケ目の出し方、ローラーの毛丈選び、吹き付けの圧力調整。
また、塗装には「膜厚(塗膜の厚み)」という概念があり、適正な厚みを守ることが耐久性に直結します✨

薄すぎれば保護性能が足りず、厚すぎれば割れや垂れの原因になる。
乾燥時間を守らず重ね塗りすると、内部が乾かず膨れや剥がれの原因になる。
職人は気温・湿度・風を読みながら、その日のベストな施工を組み立てます️

ここが塗装の面白さです。
「同じ作業を繰り返す仕事」ではなく、条件に合わせて最適解を出し続ける“現場の研究者”なんです✨

4)品質管理が信頼を作る

塗装のプロは、工程ごとのチェックを欠かしません。

  • 洗浄後の状態

  • 補修の完了

  • 下塗りの密着と乾燥

  • 中塗り・上塗りの仕上がり

  • 付帯部(雨樋・破風・軒天・鉄部)の塗り分け

  • 養生の剥がしと清掃
    最後に細部まで点検し、必要なら手直しを行います✨

ここまで徹底することで、塗装は「見た目の工事」から「安心の工事」へ変わります。
お客様の不安を減らし、納得と満足を増やす—それが塗装業の価値です

塗装業は、職人の腕と科学的な理解が合わさって初めて最高の結果が出る仕事。
だからこそ、学ぶほど面白く、極めるほど奥深い世界です

 

 

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第28回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

「建物を守る最後の砦」🏠🛡️

 

「塗装って、見た目をキレイにする仕事でしょ?」と思われがちです。もちろん外壁や屋根がパッと明るくなり、建物が生まれ変わったように見えるのは塗装の大きな魅力です😊✨
でも、塗装業の本当の価値は“見た目の先”にあります。塗装は、雨・紫外線・風・塩害・排気ガス・カビや藻…そういったダメージから建物を守る「防護膜」なんです🧴🌞🌧️

1)塗装は「防水」と「防錆」のプロフェッショナル🔧💧

外壁や屋根、鉄部、木部は、年中ずっと過酷な環境にさらされています。
特に雨水は、少しのヒビや隙間から侵入し、内部の腐食や構造材の劣化を進めます。鉄部ならサビが膨張して素材を壊し、木部なら腐朽菌が増え、強度を奪っていきます😣

塗装はその入り口を塞ぎ、素材の劣化スピードを大きく落とします。つまり、塗装の良し悪しは「建物の寿命」に直結します。
見た目を整えるだけなら、簡易的な塗り替えでもそれっぽく見えることはあります。ですが、下地処理が甘いと数年で剥がれ、結局やり直しになりやすい…💦
塗装業は、建物の“長生き”を設計する仕事なんです🛡️

2)「資産価値」を守る仕事💰📈

住宅や店舗、工場、倉庫など、建物は人生や事業の大切な資産です。
外観がキレイだと印象が良いのはもちろん、定期的にメンテナンスされている建物は、劣化が進みにくく、修繕費の総額も抑えやすい傾向があります。

たとえば、塗装を先延ばしにしてしまい、雨漏り→下地腐食→大工工事→内装工事…と広がると、費用も工期も一気に増えます😱
逆に、適切なタイミングで塗装を入れると、傷みの芽を小さいうちに止められます。
「いま塗るか、あとで大きく直すか」—この分岐点を一緒に考え、最適な提案ができるのが塗装業の強みです📌✨

3)街の景観を整え、暮らしの気分まで明るくする🌈😊

塗装の力は、個人の家だけに留まりません。
商店街、学校、病院、集合住宅、公共施設…建物が整うと、街全体の印象が変わります。
色が褪せて疲れた雰囲気だった外観が、明るく清潔感ある印象になると、住む人・働く人・訪れる人の気持ちまで前向きになります😊🌿

そして塗装は「色の仕事」でもあります🎨
ベージュやグレーの落ち着き、白の清潔感、濃色の重厚感、アクセントカラーの遊び心。
外壁と屋根の組み合わせ、サッシや雨樋とのバランス、光の当たり方…塗装職人や塗装会社は“住まいのデザイナー”としても活躍できます✨

4)「ありがとう」がダイレクトに返ってくる仕事🙏✨

塗装工事は、完成が目に見える仕事です。
工事前の色褪せや傷みが、工事後には見違えるほど整い、施主さんが玄関前でパッと表情を明るくする瞬間があります😊
「こんなに変わるんだね!」「家が新築みたい!」
この言葉を直接もらえるのは、塗装業ならではの醍醐味です🎉

さらに、塗装は“生活の場”に関わるので、コミュニケーションも大切です。
工事中の挨拶、養生の配慮、騒音や匂いへの説明、近隣への気遣い。
技術と人柄の両方で信頼を積み重ねることで、「次もお願いしたい」「知り合いに紹介するね」と仕事が繋がっていきます🤝✨

塗装業は、建物を守り、資産を守り、街の景観を整え、人の心まで明るくする仕事。
“ただ塗る”ではなく、“未来を守る”仕事なんです🏠🛡️✨

 

 

 

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第27回塗装工事雑学講座

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株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

 

ベランダ防水(FRP/ウレタン)💧🛡️

 

雨漏りの震源地は“水平面”。
ベランダ・バルコニーは「勾配」「ドレン」「取り合い」の3条件が要。
防水層の種類から現状診断→是正→仕上げ→維持までをわかりやすく整理します🧭


1️⃣ 現況診断 🔎

症状 原因・対策
表面の白化・艶引け トップコートの劣化。5年前後で更新が目安
膨れ(ブリスター) 下地の含水やガス。通気緩衝工法/下地乾燥で是正。
ひび割れ 下地の収縮・動き。ウレタン防水は追従性が高い。
ドレン詰まり 落ち葉・砂による水位上昇→漏水リスク。定期清掃を最優先。
笠木・サッシ取り合い **一次止水(板金)+二次止水(シール)**の両輪を確認。

2️⃣ 防水工法の比較 🧪

工法 特徴・ポイント
FRP防水(ガラスマット+樹脂) 硬くて耐摩耗性◎。下地剛性が必要。角部のクラック注意。
ウレタン塗膜防水(密着工法) 一体化で複雑形状に強い。下地の含水は膨れ原因。露点管理が重要。
ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法) 絶縁シート+脱気筒で湿気逃がす。既存改修の王道

3️⃣ 勾配と水の動線 📐💧

  • 勾配は 1/100〜1/50 を確保。
    → 溜まり水は劣化加速、レベル調整で是正。

  • ドレンは 立上りの最下点 に配置。
    → 改修用ドレンで既存管に差し込み更新。


4️⃣ 取り合いの鉄則(漏れるのは“端部”)🧷

  • 立上り → 平場 → 入隅/出隅 の順で連続性を確保。

  • 笠木:重ね代+一次止水→二次シール。
    3面接着NG/二面接着を徹底。

  • サッシレール:シール逃げ道を確保、水抜き孔を塞がない。


5️⃣ 施工フロー(通気緩衝ウレタン例)🧰

  1. 洗浄 → 乾燥(含水率低減)

  2. 下地不陸補修(レベリング・樹脂モルタル)

  3. プライマー塗布(露点差3℃以上を確認)

  4. 通気シート貼付 → ジョイント圧着

  5. 脱気筒設置(最上点付近)

  6. ウレタン1層目 → 規定WFT確認

  7. ウレタン2層目 → 合計DFTを満たす

  8. トップコート塗布(防滑骨材の要否判断)


6️⃣ トップコートの役割と更新 ⏳

  • 紫外線・汚れ防止の盾

  • 更新目安:約5年

  • 色付きトップは劣化の見分けがしやすくメンテ判断◎。


7️⃣ タイル仕上げバルコニーの注意点 🧱

  • タイル直張りNG(目地割れ・浮きが雨水経路に)。

  • 原則:下地防水 → タイル仕上げ

  • 既存の場合は、目地補修+ドレン強化で延命。


8️⃣ 生活運用の工夫 🧽

  • 植木鉢は脚ゴムで点荷重分散し、防水面の傷を防ぐ。

  • 高圧洗浄は近距離NG(シール破断・水侵入リスク)。

  • 雪国では雪止め・ドレン除雪をルーチン化。


9️⃣ よくある不具合と対策 😵‍💫

不具合 原因 対策
ピンホール 泡・湿気 消泡剤・含水管理・薄付多層施工
膨れ 含水・塩分 通気緩衝+脱気筒設置
端部剥離 プライマー不適合・乾燥不足 再研磨→適合プライマーで再施工

 

 

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第26回塗装工事雑学講座

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シーリング工事の要点

 

「シール=埋める作業」ではなく、「ジョイント設計」。
目地の動き量、接着面の選定(2面接着)、断面比、プライマー適合、硬化管理が寿命を左右します。
ここを外すと、どんな高耐候塗装も端部から破綻します。


1️⃣ ジョイントの基本思想

  • 2面接着が鉄則
    背面はボンドブレーカーやバックアップ材(丸棒)で非接着。
    左右の2面のみ接着し、伸縮追従/3面拘束破断の防止を実現。

  • 断面設計(幅:深さ)
    → 一般に 1:1/2〜2/3 が基本。
    深すぎ=硬化不良/表面しわ。浅すぎ=破断リスク。

  • ムーブメント(設計変位)
    サイディング目地は ±10〜25%を想定。
    可とう性の高い材料選定が必須。


2️⃣ 材料選定のロジック

種類 特徴・用途
変成シリコン(MS) 塗装可/汚染少/屋外万能。戸建て外装の定番。
ポリウレタン(PU) 弾性◎。ただし黄変・汚染注意。塗装前提で使用。
シリコーン 耐候◎だが塗装不可が多い。ガラス・金属・浴室向け。
2成分型 均一性能・厚塗り可。可使時間管理が重要。
ノンブリード 可塑剤移行によるベタつき・汚染防止に必須。

3️⃣ 下地とプライマー適合

  • サイディング:粉化除去→専用プライマー→既定時間内に充填。

  • 金属部:脱脂→研磨→金属用プライマー(ガルバ対応必須)。

  • 塗膜上:付着試験で可否確認。旧塗膜が脆弱なら撤去が無難。


4️⃣ 施工手順(打替え標準)

  1. 既存撤去:カッターで壁面を傷めず切除。底まで除去。

  2. 清掃・脱脂:ダスト・油分除去(エアブロー+ウエス)。

  3. バックアップ材/ボンドブレーカー挿入:深さ制御&非接着確保。

  4. プライマー塗布:規定量・乾燥時間厳守(放置NG)。

  5. 充填:連続吐出で気泡レス。やや多めに。

  6. ヘラ押さえ:両面に圧力。表面なでるだけは×。

  7. 養生撤去:糸引き注意。角を立てて引く。

  8. 硬化・養生:表面硬化後に塗装。可塑剤移行時間も考慮。


5️⃣ 増し打ち適用の見極め

状況 判断 対応
深さ十分・非接着確保・旧材健全 プライマー併用で上から増し打ち。
痩せ・割れ・剥離進行/背面接着疑い 不可 打替え一択。

6️⃣ 気象・硬化管理 ️

  • 露点差 ≥3℃/湿度 ≤85%
    → 低温高湿は白化・しわの原因。

  • 降雨予報対策:初期硬化前の降雨NG。
    → 日照・風で可使時間が変動するため、工程管理が鍵


7️⃣ 取り合い部のコツ(サッシ・笠木・入隅)

  • サッシ回り:水抜き孔を塞がず、二面接着を維持。

  • 笠木重ね代:一次止水(板金)を優先し、シールは二次止水扱い。

  • 入隅/出隅:R仕上げで応力集中を回避。


8️⃣ 典型不良と対策

不具合 原因 対策
3面接着による破断 背面処理不良 ボンドブレーカーで非接着確保。
気泡・ブロー 吐出速度・ノズル角度不良 過充填→ヘラ押さえで除泡。
早期汚染 ブリード ノンブリード材+表面洗浄。

9️⃣ 検査・記録

  • 記録項目:断面寸法写真(幅・深さ)/プライマー缶/使用ロット

  • 環境データ:温湿度・養生時間を記録

  • 報告:打替え数量をm・箇所で明記→見積突合で透明化

 

 

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