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第31回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

未来は明るい✨

 

塗装業は、昔ながらの職人仕事と思われがちですが、実は“これから”に強い業界です
住宅の長寿命化、省エネ、環境配慮、災害対策、維持管理の需要。
社会の流れとともに、塗装が担う役割は広がっています✨

1)「長く住む時代」に塗装が必要になる

新築を建てて終わり、ではなく、
建物を長く使い続けるために定期メンテナンスを行う時代になっています。
人口や空き家問題、資材価格、人件費の上昇などを考えると、「建て替えるより守る」選択が増えやすいのが現実です。

その中心にあるのが塗装です️
外壁・屋根の保護は、建物の劣化を遅らせ、結果的に修繕コストを抑えます。
つまり塗装業は、“住まいの延命医療”みたいな存在なんです✨

2)遮熱・断熱塗料で省エネに貢献❄️

近年注目されているのが、遮熱塗料や高機能塗料です。
屋根の温度上昇を抑え、室内環境を改善し、冷房負荷を下げる。
工場や倉庫、店舗などでは、光熱費削減の観点でも塗装が重要になってきています

単に色を塗るだけでなく、暮らしや経営のコスト改善に寄与できるのは、塗装業の大きな魅力です✨

3)災害・劣化に強い街づくりへ️

台風、大雨、猛暑、寒暖差。気候が厳しくなるほど、建物の劣化も早まります。
塗膜の防水性・耐候性の差は、数年後に大きな差として現れます。

塗装業は、災害の被害をゼロにすることは難しくても、
「被害を小さくする」「復旧を早くする」ための備えとして機能します️
雨漏りの芽を潰す、鉄部のサビを止める、劣化部を早期補修する。
地域の建物を守る“防災の一部”として、塗装の価値はこれからもっと高まります✨

4)信頼される塗装会社は、地域のインフラになる️

地域密着の塗装業者は、単なる工事業者ではなく、
「困ったときに相談できる存在」になります。
雨漏りの兆候、外壁のひび、鉄骨のサビ、ベランダ防水の劣化。
こうした“早めの気づき”をサポートできる会社は、地域にとっての安心です

さらに、丁寧な説明・適正な提案・誠実な工事ができる会社ほど、紹介が増え、長期的な信頼を得ます。
塗装業は、技術で勝ち、信用で続く商売です✨

塗装業は、これからの社会課題(省エネ・長寿命化・防災・維持管理)に直結する仕事。
だから未来がある。だから誇れる。
“街を守る仕事”として、塗装業の魅力はますます輝いていきます✨

 

 

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第30回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

「手に職」だけじゃない💼🔥

 

塗装業の魅力は、完成した建物だけではありません。
働く人にとっての魅力も、とても大きい仕事です😊✨
未経験からでも挑戦しやすく、努力が技術として積み上がり、将来の選択肢が広がる。塗装業は“人生設計”に強い仕事でもあります💪

1)未経験からでも成長が実感しやすい🌱🧤

塗装は、最初は簡単に見えて、実際にやると難しい世界です。
養生の丁寧さ、道具の扱い、塗りムラの出ない動き、塗料の含ませ方、角の取り方。
最初はうまくいかなくても、練習すれば必ず良くなります😊

そして成長が“目に見える”のが塗装の良いところ。
昨日より今日、今日より来週。
「自分の仕上げがキレイになってる」「段取りが早くなった」
この手応えが、仕事の楽しさを作ります🔥✨

2)資格や専門性で評価される📚✅

塗装業は経験だけでなく、資格や知識も武器になります。
塗装技能士、施工管理、足場、特化塗料の知識、防水やシーリングの技術。
学べば学ぶほど、現場での判断力が増し、信頼も上がります📈✨

「ただの作業員」ではなく、
“任せられる職人”
“説明できる職人”
“提案できる職人”
になれる。これが塗装業の強みです🤝

3)チームで仕上げる達成感👷‍♂️👷‍♀️✨

塗装工事は、一人で完結しません。
足場、洗浄、補修、養生、塗装、清掃、点検。
それぞれの工程が連携し、最後に一つの作品として完成します🏠🎨

段取りが良い現場は、空気も良い。
声掛けができる現場は、事故も減る。
互いの仕事を尊重しながら進む現場には、職人らしい誇りがあります💪✨
「このチームで良かった」と思える瞬間が、塗装業にはたくさんあります😊

4)独立・会社経営にも繋がる🚀💼

塗装業は、技術を身につけると独立の道も見えてきます。
もちろん簡単ではありません。
技術だけでなく、見積もり、材料管理、工程管理、顧客対応、集客、協力業者との関係づくり…経営力も必要です📊

でも逆に言えば、努力と経験で“自分の看板”を持てる世界です。
地域で信頼を積み上げるほど、紹介が増え、仕事が繋がります🤝✨
「職人としての誇り」と「経営者としての未来」を両方描ける—塗装業は可能性が広い仕事です🔥

塗装業は、手に職で終わらない。
成長が見えて、チームで誇れて、未来の選択肢が増える。
だからこそ、“仕事としての魅力”が強いんです😊🧤✨

 

 

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第29回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

「職人技×科学」

 

塗装の世界は奥が深いです。
ハケやローラーで塗る姿だけが注目されがちですが、実は勝負どころは「塗る前」と「塗った後の管理」にあります✨
塗装業の魅力は、職人の経験と感覚に加えて、塗料・素材・気候・工程管理といった“科学的な知識”が強く求められる点にあります

1)下地処理がすべてを決める

「塗装は下地が9割」と言われるほど、下地処理は重要です。
高圧洗浄で汚れ・カビ・藻を落とす、ケレンでサビや旧塗膜を除去する、ひび割れを補修する、シーリングを打ち替える。
この工程が甘いと、どんなに高級な塗料を使っても、密着不良で剥がれやすくなります

逆に、下地処理が丁寧だと、塗膜はしっかり食いつき、耐久性が大きく伸びます。
お客様には見えにくい部分ですが、プロの塗装業者ほど「見えない工程」を誇りにしています✨

2)塗料選定は“診断”から始まる

塗装は「色を選ぶ」だけではありません。
外壁材の種類(モルタル、サイディング、ALC等)、屋根材(スレート、金属等)、立地(海沿い、交通量の多い道沿い、山間部)によって、劣化の仕方が違います

そこで必要になるのが、

  • 耐候性(紫外線に強いか)

  • 防水性(雨水を防げるか)️

  • 透湿性(内部の湿気を逃がせるか)️

  • 防カビ・防藻性(汚れにくいか)

  • 遮熱・断熱(室内環境に寄与できるか)❄️
    といった性能の見極めです。

塗装業は、建物を診断し、環境と予算と希望に合わせて“処方箋”を組み立てる仕事でもあります✨

3)道具と技術で「塗膜」を設計する️

同じ塗料でも、塗り方次第で仕上がりが変わります。
ハケ目の出し方、ローラーの毛丈選び、吹き付けの圧力調整。
また、塗装には「膜厚(塗膜の厚み)」という概念があり、適正な厚みを守ることが耐久性に直結します✨

薄すぎれば保護性能が足りず、厚すぎれば割れや垂れの原因になる。
乾燥時間を守らず重ね塗りすると、内部が乾かず膨れや剥がれの原因になる。
職人は気温・湿度・風を読みながら、その日のベストな施工を組み立てます️

ここが塗装の面白さです。
「同じ作業を繰り返す仕事」ではなく、条件に合わせて最適解を出し続ける“現場の研究者”なんです✨

4)品質管理が信頼を作る

塗装のプロは、工程ごとのチェックを欠かしません。

  • 洗浄後の状態

  • 補修の完了

  • 下塗りの密着と乾燥

  • 中塗り・上塗りの仕上がり

  • 付帯部(雨樋・破風・軒天・鉄部)の塗り分け

  • 養生の剥がしと清掃
    最後に細部まで点検し、必要なら手直しを行います✨

ここまで徹底することで、塗装は「見た目の工事」から「安心の工事」へ変わります。
お客様の不安を減らし、納得と満足を増やす—それが塗装業の価値です

塗装業は、職人の腕と科学的な理解が合わさって初めて最高の結果が出る仕事。
だからこそ、学ぶほど面白く、極めるほど奥深い世界です

 

 

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第28回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

「建物を守る最後の砦」🏠🛡️

 

「塗装って、見た目をキレイにする仕事でしょ?」と思われがちです。もちろん外壁や屋根がパッと明るくなり、建物が生まれ変わったように見えるのは塗装の大きな魅力です😊✨
でも、塗装業の本当の価値は“見た目の先”にあります。塗装は、雨・紫外線・風・塩害・排気ガス・カビや藻…そういったダメージから建物を守る「防護膜」なんです🧴🌞🌧️

1)塗装は「防水」と「防錆」のプロフェッショナル🔧💧

外壁や屋根、鉄部、木部は、年中ずっと過酷な環境にさらされています。
特に雨水は、少しのヒビや隙間から侵入し、内部の腐食や構造材の劣化を進めます。鉄部ならサビが膨張して素材を壊し、木部なら腐朽菌が増え、強度を奪っていきます😣

塗装はその入り口を塞ぎ、素材の劣化スピードを大きく落とします。つまり、塗装の良し悪しは「建物の寿命」に直結します。
見た目を整えるだけなら、簡易的な塗り替えでもそれっぽく見えることはあります。ですが、下地処理が甘いと数年で剥がれ、結局やり直しになりやすい…💦
塗装業は、建物の“長生き”を設計する仕事なんです🛡️

2)「資産価値」を守る仕事💰📈

住宅や店舗、工場、倉庫など、建物は人生や事業の大切な資産です。
外観がキレイだと印象が良いのはもちろん、定期的にメンテナンスされている建物は、劣化が進みにくく、修繕費の総額も抑えやすい傾向があります。

たとえば、塗装を先延ばしにしてしまい、雨漏り→下地腐食→大工工事→内装工事…と広がると、費用も工期も一気に増えます😱
逆に、適切なタイミングで塗装を入れると、傷みの芽を小さいうちに止められます。
「いま塗るか、あとで大きく直すか」—この分岐点を一緒に考え、最適な提案ができるのが塗装業の強みです📌✨

3)街の景観を整え、暮らしの気分まで明るくする🌈😊

塗装の力は、個人の家だけに留まりません。
商店街、学校、病院、集合住宅、公共施設…建物が整うと、街全体の印象が変わります。
色が褪せて疲れた雰囲気だった外観が、明るく清潔感ある印象になると、住む人・働く人・訪れる人の気持ちまで前向きになります😊🌿

そして塗装は「色の仕事」でもあります🎨
ベージュやグレーの落ち着き、白の清潔感、濃色の重厚感、アクセントカラーの遊び心。
外壁と屋根の組み合わせ、サッシや雨樋とのバランス、光の当たり方…塗装職人や塗装会社は“住まいのデザイナー”としても活躍できます✨

4)「ありがとう」がダイレクトに返ってくる仕事🙏✨

塗装工事は、完成が目に見える仕事です。
工事前の色褪せや傷みが、工事後には見違えるほど整い、施主さんが玄関前でパッと表情を明るくする瞬間があります😊
「こんなに変わるんだね!」「家が新築みたい!」
この言葉を直接もらえるのは、塗装業ならではの醍醐味です🎉

さらに、塗装は“生活の場”に関わるので、コミュニケーションも大切です。
工事中の挨拶、養生の配慮、騒音や匂いへの説明、近隣への気遣い。
技術と人柄の両方で信頼を積み重ねることで、「次もお願いしたい」「知り合いに紹介するね」と仕事が繋がっていきます🤝✨

塗装業は、建物を守り、資産を守り、街の景観を整え、人の心まで明るくする仕事。
“ただ塗る”ではなく、“未来を守る”仕事なんです🏠🛡️✨

 

 

 

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第27回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

 

ベランダ防水(FRP/ウレタン)💧🛡️

 

雨漏りの震源地は“水平面”。
ベランダ・バルコニーは「勾配」「ドレン」「取り合い」の3条件が要。
防水層の種類から現状診断→是正→仕上げ→維持までをわかりやすく整理します🧭


1️⃣ 現況診断 🔎

症状 原因・対策
表面の白化・艶引け トップコートの劣化。5年前後で更新が目安
膨れ(ブリスター) 下地の含水やガス。通気緩衝工法/下地乾燥で是正。
ひび割れ 下地の収縮・動き。ウレタン防水は追従性が高い。
ドレン詰まり 落ち葉・砂による水位上昇→漏水リスク。定期清掃を最優先。
笠木・サッシ取り合い **一次止水(板金)+二次止水(シール)**の両輪を確認。

2️⃣ 防水工法の比較 🧪

工法 特徴・ポイント
FRP防水(ガラスマット+樹脂) 硬くて耐摩耗性◎。下地剛性が必要。角部のクラック注意。
ウレタン塗膜防水(密着工法) 一体化で複雑形状に強い。下地の含水は膨れ原因。露点管理が重要。
ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法) 絶縁シート+脱気筒で湿気逃がす。既存改修の王道

3️⃣ 勾配と水の動線 📐💧

  • 勾配は 1/100〜1/50 を確保。
    → 溜まり水は劣化加速、レベル調整で是正。

  • ドレンは 立上りの最下点 に配置。
    → 改修用ドレンで既存管に差し込み更新。


4️⃣ 取り合いの鉄則(漏れるのは“端部”)🧷

  • 立上り → 平場 → 入隅/出隅 の順で連続性を確保。

  • 笠木:重ね代+一次止水→二次シール。
    3面接着NG/二面接着を徹底。

  • サッシレール:シール逃げ道を確保、水抜き孔を塞がない。


5️⃣ 施工フロー(通気緩衝ウレタン例)🧰

  1. 洗浄 → 乾燥(含水率低減)

  2. 下地不陸補修(レベリング・樹脂モルタル)

  3. プライマー塗布(露点差3℃以上を確認)

  4. 通気シート貼付 → ジョイント圧着

  5. 脱気筒設置(最上点付近)

  6. ウレタン1層目 → 規定WFT確認

  7. ウレタン2層目 → 合計DFTを満たす

  8. トップコート塗布(防滑骨材の要否判断)


6️⃣ トップコートの役割と更新 ⏳

  • 紫外線・汚れ防止の盾

  • 更新目安:約5年

  • 色付きトップは劣化の見分けがしやすくメンテ判断◎。


7️⃣ タイル仕上げバルコニーの注意点 🧱

  • タイル直張りNG(目地割れ・浮きが雨水経路に)。

  • 原則:下地防水 → タイル仕上げ

  • 既存の場合は、目地補修+ドレン強化で延命。


8️⃣ 生活運用の工夫 🧽

  • 植木鉢は脚ゴムで点荷重分散し、防水面の傷を防ぐ。

  • 高圧洗浄は近距離NG(シール破断・水侵入リスク)。

  • 雪国では雪止め・ドレン除雪をルーチン化。


9️⃣ よくある不具合と対策 😵‍💫

不具合 原因 対策
ピンホール 泡・湿気 消泡剤・含水管理・薄付多層施工
膨れ 含水・塩分 通気緩衝+脱気筒設置
端部剥離 プライマー不適合・乾燥不足 再研磨→適合プライマーで再施工

 

 

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第26回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です

 

シーリング工事の要点

 

「シール=埋める作業」ではなく、「ジョイント設計」。
目地の動き量、接着面の選定(2面接着)、断面比、プライマー適合、硬化管理が寿命を左右します。
ここを外すと、どんな高耐候塗装も端部から破綻します。


1️⃣ ジョイントの基本思想

  • 2面接着が鉄則
    背面はボンドブレーカーやバックアップ材(丸棒)で非接着。
    左右の2面のみ接着し、伸縮追従/3面拘束破断の防止を実現。

  • 断面設計(幅:深さ)
    → 一般に 1:1/2〜2/3 が基本。
    深すぎ=硬化不良/表面しわ。浅すぎ=破断リスク。

  • ムーブメント(設計変位)
    サイディング目地は ±10〜25%を想定。
    可とう性の高い材料選定が必須。


2️⃣ 材料選定のロジック

種類 特徴・用途
変成シリコン(MS) 塗装可/汚染少/屋外万能。戸建て外装の定番。
ポリウレタン(PU) 弾性◎。ただし黄変・汚染注意。塗装前提で使用。
シリコーン 耐候◎だが塗装不可が多い。ガラス・金属・浴室向け。
2成分型 均一性能・厚塗り可。可使時間管理が重要。
ノンブリード 可塑剤移行によるベタつき・汚染防止に必須。

3️⃣ 下地とプライマー適合

  • サイディング:粉化除去→専用プライマー→既定時間内に充填。

  • 金属部:脱脂→研磨→金属用プライマー(ガルバ対応必須)。

  • 塗膜上:付着試験で可否確認。旧塗膜が脆弱なら撤去が無難。


4️⃣ 施工手順(打替え標準)

  1. 既存撤去:カッターで壁面を傷めず切除。底まで除去。

  2. 清掃・脱脂:ダスト・油分除去(エアブロー+ウエス)。

  3. バックアップ材/ボンドブレーカー挿入:深さ制御&非接着確保。

  4. プライマー塗布:規定量・乾燥時間厳守(放置NG)。

  5. 充填:連続吐出で気泡レス。やや多めに。

  6. ヘラ押さえ:両面に圧力。表面なでるだけは×。

  7. 養生撤去:糸引き注意。角を立てて引く。

  8. 硬化・養生:表面硬化後に塗装。可塑剤移行時間も考慮。


5️⃣ 増し打ち適用の見極め

状況 判断 対応
深さ十分・非接着確保・旧材健全 プライマー併用で上から増し打ち。
痩せ・割れ・剥離進行/背面接着疑い 不可 打替え一択。

6️⃣ 気象・硬化管理 ️

  • 露点差 ≥3℃/湿度 ≤85%
    → 低温高湿は白化・しわの原因。

  • 降雨予報対策:初期硬化前の降雨NG。
    → 日照・風で可使時間が変動するため、工程管理が鍵


7️⃣ 取り合い部のコツ(サッシ・笠木・入隅)

  • サッシ回り:水抜き孔を塞がず、二面接着を維持。

  • 笠木重ね代:一次止水(板金)を優先し、シールは二次止水扱い。

  • 入隅/出隅:R仕上げで応力集中を回避。


8️⃣ 典型不良と対策

不具合 原因 対策
3面接着による破断 背面処理不良 ボンドブレーカーで非接着確保。
気泡・ブロー 吐出速度・ノズル角度不良 過充填→ヘラ押さえで除泡。
早期汚染 ブリード ノンブリード材+表面洗浄。

9️⃣ 検査・記録

  • 記録項目:断面寸法写真(幅・深さ)/プライマー缶/使用ロット

  • 環境データ:温湿度・養生時間を記録

  • 報告:打替え数量をm・箇所で明記→見積突合で透明化

 

 

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第25回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です。

 

塗装は化学×工学×運用の“総合格闘技”。 塗料は「樹脂(バインダー)」「顔料」「溶媒」「添加剤」からなる機能材料。その性質を知れば、見積書の“製品名”が意味をもつ設計判断に変わります。ここでは樹脂/顔料/添加剤/硬化機構/表面科学まで、現場が得をするレベルで解説。

 

1. 樹脂(バインダー)の役割と違い
アクリル:耐候・価格のバランス。外装はラジカル制御型で一段上の耐候へ。
シリコン:耐候◎、汎用。近年はラジカル+低汚染の複合が主流。
フッ素:艶保持・耐候最上位クラス。沿岸/強日射で投資回収しやすい。
無機(セラミックハイブリッド等):無機骨格で紫外線に強い。硬質傾向のため、割れ追従は下地・仕様で補完。
ウレタン:柔靭性・付帯部◎。屋内や鉄部にも。
エポキシ:下塗/防錆の王道。上塗にすると黄変しやすいので用途選定が肝。
覚え方:柔→ウレタン、密着→エポ、耐候→シリコン/フッ素/無機。組み合わせで“層”として性能を出す。

 

2. 顔料の科学
白顔料(TiO₂):高隠ぺい・高反射。ただし光触媒的ラジカルが発生しやすいので、ラジカル捕捉剤で抑える設計が主流。
有色顔料:無機顔料は退色に強い/有機は鮮やか。外装は無機ベースが無難。
近赤外反射顔料:黒・濃色でも遮熱を底上げ。屋根に有効。☀️

 

3. 添加剤の舞台裏
レベリング剤:刷毛目・ローラー目を軽減し鏡面性UP。
消泡剤:ピンホール抑制。過剰でクレーターになることも。
UV吸収剤/HALS:紫外線で生じる劣化ラジカルを捕捉し、艶引け・チョーキングを遅らせる。
防カビ・防藻剤:北面・日陰の生物汚染に効く。ただし清掃運用とセットで真価。

 

4. 硬化のしくみ(乾燥ではなく“反応”)⚗️
物理乾燥(水性・溶剤の揮発):早いが耐薬品・耐溶剤は中庸。
酸化重合(アルキド等):酸素と反応し硬化。黄変・べたつきに注意。
縮合/付加反応(2液ウレタン・エポキシ):化学反応硬化で高耐久。**可使時間(ポットライフ)**管理が命。
UV硬化:床・ライン等で高速施工。屋外は紫外線条件の安定性に留意。

 

5. ラジカル制御とは何か
紫外線で顔料や樹脂から発生するラジカルが塗膜を壊す。
HALS/UV吸収剤、高耐候樹脂、シェル構造などでラジカルを発生させない/無害化。
効果は艶保持率やチョーキング発現時期で現れる。南面ほど差が出る。

 

6. 低汚染・親水/撥水の表面科学
親水系:雨でシート状に流下→汚れ抱き込み。垂直面で有利。
撥水系:付着抑制・落書き対策等に強み。水平面や手垢の多い部位向け。
答え:部位で使い分け。外壁は親水、付帯や手すりは撥水/低表面エネルギー系など。

 

7. 界面と密着(プライマー適合)
密着は表面エネルギー×粗さ×化学結合の勝負。モルタルは浸透シーラー、金属はエポキシ防錆/メッキ対応、サイディング意匠面はクリヤなど適合がすべて。
可塑剤移行(塩ビ)にはノンブリードプライマー。

 

8. 艶・肌と感性
艶ありは新築感・清掃性、艶消しは落ち着き・意匠。外壁は3〜7分艶でバランス良。
肌:レベリングが高いと映り込みが増え、下地粗が目立つことも。面出しが先。

 

9. 典型不具合の化学的原因と手当
白化(ブラッシング):湿潤硬化・可塑剤・低温。→露点管理/可塑剤対策/乾燥延長。
ピンホール:泡・揮発溶媒。→消泡/希釈・攪拌見直し/薄付け。
艶ムラ:吸い込み差・ロット混。→下塗厚/缶管理。

 

10. 製品選定の思考順序
基材と環境(沿岸・南面)
必要耐久(更新周期)
低汚染・防藻など機能
意匠(艶・色)
VOC/臭気(生活・近隣)

 

次回(第7回)は水性・弱溶剤・2液型の使い分け。臭気・安全・密着・天候リスクを表で比較し、現場判断を体系化します。⚗️

 

 

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第24回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です。

 

屋根は“最前線”。 紫外線・熱・風雨の直撃、加えて朝露→急乾燥のサイクル。外壁より苛酷です。だからこそ、下地の見極めと排水(縁切り)、棟板金の固定、防錆+高耐候の4点セットで挑みます。

 

1. 屋根材別の前提
スレート(カラーベスト):縁切りが命。反り・割れは補修。下塗は浸透シーラー+場合により遮熱下塗。
金属(立平・瓦棒・折板):白錆/赤錆・端部・ボルト穴・重なりを重点。エポキシ防錆/ジンクリッチで切断面を守る。
セメント瓦:塗装可。素地強化→専用下塗→上塗。
陶器瓦:基本塗装しない(割れ補修・漆喰・雨仕舞が中心)。

 

2. 現況診断
藻/苔:洗浄+薬剤で根を断つ。残ると上塗の密着低下。
割れ・欠け:専用パテ/シールで補修→面出し。
棟板金:釘抜け・ビス浮き・継手のシール切れ。貫板(木下地)の腐朽は交換が原則。
金属折板:ボルト周りの錆・シール劣化。シーリングワッシャの状態確認。

 

3. 洗浄〜下地の作り方
高圧洗浄:圧10〜15MPa/距離を守り、下から上→上から下でムラを防ぐ。割れスレートは近接噴射NG。
乾燥:屋根は朝露が戻る。午前中は乾燥待ちが基本。含水は剥離・白化の元。
下塗:スレートは浸透シーラーで吸い込みを止める。痛みが強い場合は2回下塗で素地再生。

 

4. スレート“縁切り”の全て
目的:重なり部の毛細管逆流を断ち、滞水・凍害を防ぐ。
方法:
タスペーサー:規定枚数を縦横ピッチで差し込み。塗膜で再閉塞しない。
カッター縁切り:既存閉塞を手切り→タスペ併用が安心。
失敗例:縁切りなし→雨水が上走りし、室内漏水や凍害剥離。最重要チェック項目。

 

5. 棟板金の固定と止水
釘→ビス化:ステンレスビス+シーリングで引き抜き抵抗UP。
貫板:腐朽は樹脂製や防腐木へ交換。板金下の通気と止水を意識。
継手:重ね代+シール。**一次止水(板金)**を先に整える。

 

6. 金属屋根の要点 ⚙️
白錆(亜鉛):洗浄→メッキ対応プライマー。
赤錆:素地露出まで戻しエポキシ防錆→上塗。
折板ボルト:ボルトキャップやシーリングワッシャで再錆を抑制。ストライプ塗り必須。
立平ハゼ:重なり部の毛細管→端部厚付け+水切りで対処。

 

7. 遮熱の期待値と相乗効果 
反射率/SRIが高いほど表面温は下がるが、小屋裏断熱/換気が整っていてこそ室内体感に反映される。
濃色でも近赤外反射顔料で差を縮小可能。低汚染と組み合わせて性能維持。

 

8. 気象・露点・時間帯の戦術 ⏱️
朝露:露点差≥3℃までは待つ。無理塗りは白化/艶引けを招く。
強風:飛散・肌荒れ。希釈/道具/ネットで制御。
降雨予報:インターバルを逆算し、途中で止められる位置まで作業する。

 

9. 施工フロー(標準)
洗浄→乾燥→下地補修(割れ・ビス)
下塗(1〜2回)→乾燥
縁切り(タスペ/手切り)
中塗→上塗(必要なら遮熱)
棟板金のビス化+継手止水
仕上げ点検(縁切り再確認・端部タッチアップ)

 

10. ありがちトラブル&回避
塗装で雨漏りが止まる誤解:ルーフィング破断には塗装は無力。防水/板金工事と連携。
ムラ:下地の吸い込み差→下塗回数と希釈で均す。
ブリスター:含水・塩分→乾燥・洗浄をやり直す。

 

11. 検査と記録
縁切り状態を近接写真で残す。
棟板金ビスのピッチ・本数、タスペ枚数を記録。
WFT/DFT・温湿度を日報化。

 

次回(第6回)は塗料の化学を“完全版”にアップグレード。樹脂・顔料・添加剤・硬化、ラジカル制御から親水・低汚染まで、現場で効く理屈を深掘りします。

 

 

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第23回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社彩笑、更新担当の中西です。

 

錆は“結果”ではなく“現象”。 水分・酸素・塩分・電位差——条件がそろうと、金属は必ず錆びます。だからこそ、現象を断つ設計と素地調整→防錆→上塗の三層ロジックが王道。今回は“端部・小口・重なり・ビス頭”という錆の起点に狙いを定め、長寿命化の実務を徹底解説します。

 

1. 錆の科学と環境要因
酸素+水:結露や雨水滞留で酸化反応が加速。
塩分(海塩粒子):沿岸・潮風は電解質を供給し続ける。
電位差(異種金属接触):銅×亜鉛/アルミ、ステンレス×普通鋼などで電食が起きやすい。
微細な“傷・角・切断面”:エッジ部は膜厚不足→局所腐食の震源地。️
原則:水を溜めない形状×電位差を絶つ絶縁×膜厚を角で稼ぐ。この三位一体で錆は遅らせられます。

 

2. 錆のタイプと見分け方
赤錆:鉄の酸化。粉状→進行すると層状剥離。
白錆:亜鉛めっき部に発生。アルカリ性水分や滞水で多発。
糸錆/斑点錆:塗膜下を細く進行。素地調整不足のサイン。
もらい錆:近接金属くず・鉄粉が原因。洗浄・ケレンで除去。

 

3. 素地調整(ケレン)と脱脂
目標:健全部露出+粗さ(アンカー)+油分ゼロ。
手順:
脱脂(シンナー/アルカリ洗剤→水洗い→乾燥)
錆落とし(スクレーパー/ワイヤーブラシ/電動サンダー)。深錆は素地金属まで戻す。
研磨番手:#80→#120→#180でならす。角は面取りして上塗の食いつきを上げる。
ダスト除去:ブロワ&ウエス。手脂も敵。
程度の目安:重度→動力工具中心/軽度→手工具+変性防錆材併用。※穴あき・減肉は交換が原則。塗りでの延命は限定的。

 

4. 端部・小口・溶接・ビス頭—“ストライプ塗り”
先行タッチアップ:切断小口・角・ビス頭・リベット周りを先に1〜2回塗る(ストライプ)。
エッジシーラー:鋭角エッジは塗膜が薄くなるためエッジ厚付け材や高粘度塗装で補う。
溶接ビード:スパッタ・スラグを除去し、ピンホールを充填してから下塗へ。

 

5. 防錆下塗の選定
エポキシ防錆(2液):密着・遮断性◎。鉄部の標準解。
亜鉛リッチ(ジンクリッチ):犠牲防食で切断面やボルトに強い。上塗との適合と乾燥に注意。
メッキ対応プライマー:ガルバ/溶融亜鉛めっき面に必須。白錆の再発抑制。
変性防錆材:軽微錆での転化・封じ込めに有効。ただし厚膜防錆の代替ではない。

 

6. 上塗の考え方(耐候×柔靭×低汚染)
ウレタン/シリコン:付帯部の標準。柔靭性と作業性のバランス。
フッ素/無機:沿岸・日射強なら投資価値大。端部の厚みを確保して真価を引き出す。✨
艶:3〜7分艶でラインの歪みが目立ちにくい。金属は艶ありで防汚性UPも。

 

7. 異種金属接触と電食対策 ⚡
絶縁:ステンレス部品と鉄部の接触には樹脂ワッシャ/テープを介在。
銅樋×亜鉛:雨水経路で触れると亜鉛側が犠牲に。絶縁+排水設計で回避。
アース/漏電:設備絡みは電気的問題も疑う。専門連携。

 

8. 雨仕舞と形状の最適化
重ね代と水切りを設け、毛細管逆流を断つ。
水平面や袋小路は滞水しやすい→R処理や排水穴で水抜き。
シーリングは二次防水。まず板金的に一次を整える。

 

9. 膜厚管理と気象判定 ️
WFT/DFT:ウェット膜厚をコームゲージで測定→乾燥率でDFT推定。角・端部は厚み不足に要注意。
露点差≥3℃/湿度≤85%/強風・降雨NG。低温多湿は白化のリスク。

 

10. 施工フロー(標準)
洗浄→乾燥→脱脂→ケレン→研磨→ダスト除去
先行タッチアップ(ストライプ)
防錆下塗(エポキシ/ジンクリッチ/メッキ対応)
乾燥→軽研磨(層間密着)
中塗→上塗(必要に応じ高膜厚)
端部・ビス頭の最終タッチアップ→完了検査

 

11. トラブルシュート ‍
早期剥離:脱脂不良・露点ミス・プライマー不適合。→原因面まで戻し再塗装。
膨れ(ブリスター):滞水・素地含水・塩分。→排水改善+素地再調整。
再発錆:角・小口の膜厚不足。→エッジ厚付とストライプ増回。

 

12. 点検・保守 ⏳
2〜3年ごとに端部・ビス頭を重点点検。早期にタッチアップすれば寿命は伸びる。
沿岸は年1回の水洗いで塩だまりを除去。
次回(第5回)は屋根塗装の勝ち筋。スレートの縁切り、棟板金のビス打替え、金属屋根の白錆対処、そして遮熱の期待値まで、一気に攻略します。☀️

 

 

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第22回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社彩笑、更新担当の中西です。

 

素材の個性に合わせれば、寿命は伸びる。 モルタル、窯業系サイディング、ALC、タイル、金属、RC、木質。同じ塗料を同じように塗ると失敗します。素材ごとの“弱点”に刺さる下地・仕様・メンテを、現場視点でまとめました。🧠

 

1. モルタル(湿式)
特徴:厚みと質感が魅力。ひび/吸い込みが課題。
劣化:ヘアクラック、浮き、白華。雨筋汚れ。
下地:Vカット→樹脂モルタル→肌合わせ。浸透シーラー→微弾性フィラーでクラック追従。
仕上:ラジカル〜無機。低汚染で雨筋抑制。

 

2. 窯業系サイディング(乾式)
特徴:目地とシーリングが寿命のボトルネック。
劣化:目地割れ、チョーキング、反り、釘浮き。
下地:打替えが基本。サッシ回りは条件で増し打ち。反りはビス固定→面出し。
仕上:単色→ラジカル/フッ素。意匠(多色)はクリヤを退色前に。

 

3. ALC(軽量気泡コンクリート)
特徴:透湿・吸水しやすい。シールと防水が肝。
劣化:ひび、白華、目地破断。
下地:含水管理しつつ打替え。厚付フィラーで巣穴を埋める。
仕上:透湿性のあるシステム。微弾性で追従。

 

4. タイル(貼り)
特徴:高耐久だが浮き/目地が要注意。
劣化:エフロ、目地割れ、タイル浮き。
下地:打診で浮きを特定→エポキシピンニング/張替。薬品洗浄→中和→十分な水洗い。
仕上:基本はクリヤ/撥水で風合保持。塗りつぶしは下地の健全性が前提。

 

5. 金属(ガルバ/カラー鋼板/トタン)
特徴:端部・小口・重なりが弱点。電食注意。
劣化:白錆→赤錆、剥離、ビス浮き。
下地:ケレンで健全面露出→エポキシ防錆/亜鉛リッチ。切断面/ビス頭は先行タッチアップ。
仕上:フッ素/無機の高耐候。沿岸は厚膜と低汚染をセットで。

 

6. RC(打放し・塗装下地)
特徴:中性化・ひび・漏水の管理が肝。
劣化:白華、鉄筋腐食、ジャンカ。
下地:中性化深度を見て断面修復。止水→フィラー→仕上。
仕上:意匠ならクリヤ+撥水、保護なら高耐候塗膜で雨筋抑制。

 

7. 木質(外装・軒天・破風など)
特徴:含水変動で伸縮。木口から吸水。
劣化:退色、割れ、カビ。
下地:含浸防腐→木口止水→研磨。
仕上:**浸透(短期更新)か造膜(長期)**を使い分け。

 

8. ベースとなる判断フロー 🧭
素材特定→2) 劣化の種類→3) 雨の動線→4) 下地整備→5) 仕上グレード→6) メンテ計画。

 

9. 失敗事例あるある&学び 😓
意匠サイディングに色塗り→風合消失→後悔。クリヤの期限を守る。
ALCに高緻密塗膜→含水で膨れ。透湿性を優先。
金属へ水性下塗の誤適用→剥離。エポキシ防錆を基本に。

 

10. まとめ ✅
次回は金属部と錆対策(第4回)。端部・小口・重なり——“錆の起点”をつぶす具体策を徹底解説。⚙️🛡️

 

 

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